「最近、何か趣味を始めたいけど、特にこだわりがない…」
「50代になって自由な時間も増えたけど、何をしていいかわからない…」
そんなふうに感じている方に、ぜひ読んでいただきたいのが本記事です。
50代は、人生の中でも“自分のための時間”を楽しめる貴重な時期。だからこそ、「無理なく・心地よく・続けられる」趣味と出会えるかどうかが、その後の人生を豊かにする鍵となります。
なかでもおすすめしたいのが、観葉植物を育てる趣味。
「えっ、植物?」と意外に思われるかもしれませんが、実は観葉植物は、
- お金も手間もあまりかからず、
- 一人でも仲間とでも楽しめて、
- 健康やメンタルにもいい効果がある、
まさに“こだわりのない人”にぴったりの趣味なんです。
本記事では、50代の男性におすすめの趣味を幅広く紹介しながら、なぜ観葉植物がその中でも特に相性が良いのかをわかりやすく解説していきます。
後半では、初心者におすすめの観葉植物や便利なお手入れグッズ、人気商品リンクも掲載していますので、「ちょっとやってみようかな」と思ったその気持ちを、すぐにカタチにすることができますよ♪
50代の今だからこそ始められる、心が整う趣味。
この記事を読み終えるころには、きっとホームセンターやネットショップで、お気に入りのグリーンを探している自分に出会えるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
50代の男性にとってこれからの人生を充実したものにするには趣味が大切です!

50代は人生の大きな節目。仕事一筋で駆け抜けてきた男性も、子育てが一段落し自分の時間が増える頃です。この世代から新しい趣味を始めても遅くはなく、かえって充実したセカンドライフにつながります。例えばある読者は、「もともと気象予報が好きで、50代で天気図を書くのが趣味になりました」と言っています。つまり、自分が「面白い」「楽しい」と思えることなら何でも趣味になります。50代から趣味を見つけると、定年後の人生もより有意義になります。
50代以上の男性が趣味をもつメリットとは?

趣味は「健康・人間関係・知的活性・生活満足度」を同時に底上げする最強のライフハックです。50代以上の男性が趣味を持つと、次のようなメリットがあります:
1. メンタルヘルスが安定する
筑波大学が全国1万6,642人(50〜59歳)を5年間追跡した結果、趣味・教養活動や運動系の余暇活動に取り組む人ほど、5年後のメンタル不調リスクが有意に低かったことが判明しました。特に「誰かと一緒に行う運動」は一人で行う運動より効果が高く、ストレス発散と社会的つながりの両面でプラスになると報告されています。
2. 身体機能と日常生活動作(ADL)が維持できる
厚生労働省助成の縦断調査では、50代で趣味や社会活動を継続している男女は、5年後の日常生活動作が良好に保たれる確率が高いことがわかりました。運動系に限らず、趣味・教養系でも「仲間と一緒に楽しむ」スタイルがADL維持に効果的とされています。厚生労働科学研究データベース
3. 脳の萎縮を抑え、認知症予防が期待できる
脳科学の観点からは、知的好奇心を刺激する趣味は前頭葉の活動を活発化させ、加齢による脳萎縮を抑えると指摘されています。実際、50歳を過ぎてから始めた趣味でも認知症リスク低減に寄与する可能性が示唆されています。
4. 社会的ネットワークが広がり、孤立を防ぐ
PLOS ONE に掲載された中年期調査によれば、趣味を介した社会参加は「主観的幸福度」を高め、うつ症状を約20%抑制するという結果が出ています。趣味仲間との定期的な交流が「第2のコミュニティ」を形成し、定年後の孤立リスクを減らす効果が期待できるでしょう。厚生労働科学研究データベース
5. 新しい「役割」と「達成感」が得られる
仕事中心だった自分から離れ、“○○を極める自分”という新しいアイデンティティを持つことで、自己効力感が向上します。たとえば写真を始めたAさん(56歳)は、3ヵ月ごとにテーマを決めて撮影会を開き、「作品を仲間に見せる瞬間が今いちばんワクワクする」と語っています。小さな成功体験の積み重ねが、毎日の活力源になるのです。
実際に研究でも、定年(65歳)前後から男性の趣味・健康・スポーツ活動への参加が増加することがわかっています。50代のうちに趣味を始めていれば、退職後の自由な時間を有効に活用できるメリットも大きいでしょう。
50代以上の男性におすすめの趣味7選
50代以上の男性に人気の趣味には、次のようなものがあります。気軽に始められるものから少し挑戦的なものまで幅広く紹介します。
順位 | 趣味 | 初期費用の安さ | 仲間づくり度 | 健康効果 | 継続しやすさ |
---|---|---|---|---|---|
1 | ゴルフ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
2 | 観葉植物・家庭菜園・ガーデニング | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
3 | 写真撮影 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
4 | 釣り | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
5 | DIY | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
6 | アウトドア全般 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
7 | ワインテイスティング | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
- ゴルフ:体力維持と社交が両立できるスポーツです。年齢問わず楽しめ、運動不足解消にも最適。50代はビジネスでも活躍中の人が多く、ゴルフは社交場としてビジネスネットワークの維持にも役立ちます。
- 観葉植物・家庭菜園・ガーデニング:健康志向が高まる年代にぴったり。自分で育てた安全な野菜を食べられ、土いじりでリフレッシュできます。マンション住まいでもプランターで気軽に始められ、区の貸し農園で本格的に楽しむ人も増えています。
室内の“緑”から屋外の“土”まで、スケール自由な植物ライフは、50代男性にとって最高のリセットボタンになります。たとえば、筆者の知人(55歳・営業職)は、デスク横のポトスをきっかけに家庭菜園へ発展。いまでは自宅の小さな花壇で季節の花を育て、近所のガーデニング仲間と苗を交換するのが週末の楽しみになっています。また、「植物の世話をすると、不思議と暴飲暴食が減り体重も2kg落ちた」という声も、別の友人から聞こえてきました。 - ワインテイスティング:落ち着いた趣味として人気。食事とのペアリングや知識を深めることで、より楽しみが広がります。また海外の話題作りや接待にも活かせ、50代の大人の趣味に向いています。
- アウトドア(キャンプ・登山・釣りなど):自然の中で心身をリフレッシュできます。キャンプやハイキングで新鮮な空気と景色を楽しみながら、健康維持にも役立ちます。一人で静かに過ごすのも、仲間とワイワイ過ごすのも、いずれも魅力です。
- DIY(日曜大工):自分で物を作ったり修理したりする趣味です。木材を買ってウッドデッキや小物を作れば、材料費は抑えつつ世界に一つの作品ができます。最近はホームセンターで講習会もあるので、不安な人は参加してみましょう。
- 釣り:年齢を問わず楽しめる趣味の定番です。ゆったり魚がかかるのを待ちながら自然を満喫できます。釣り具も軽量で使いやすいものが増えており、体力に自信がない人でも安心です。
- 写真撮影:最近のスマホは高性能カメラ搭載で、気軽に始められます。身近な風景や家族の写真を撮るだけでも、朝日や夕焼け、季節の花など新たな美しさを見つける楽しみがあります。撮った写真を編集してSNSで共有する人も増え、趣味仲間が広がっています。
これらの趣味には、上手に楽しむコツや初期費用を抑えた始め方があります。次項の「ポイント5選」も参考に、自分に合いそうなものを見つけてみてください。
50代以上の男性が趣味を見つけるときのポイント5選【観葉植物は超おすすめ♪】

趣味探しで失敗しないために、以下の5点をチェックしましょう。例えば朝日新聞も「趣味にかけられる予算を検討する」ことを勧めています。
- 趣味にかけられる予算を決める:スポーツカー並みの設備が必要な趣味もあれば、お金をあまりかけずに始められる趣味もあります。どれくらいお金を使えるか考えて始めましょう。
- 家族の理解・協力を得る:配偶者や家族がいる場合、趣味の時間やお金に対する家族の理解が得られそうか確認しましょう。趣味の内容や活動場所を共有し、協力を仰いでおくと安心です。
- 一人で楽しむか仲間と楽しむかを考える:自分は一人でコツコツ取り組むのが好きか、それとも仲間やサークルでワイワイやりたいか。家族以外の交友を広げたいならグループ活動、ゆっくり没頭したいなら一人趣味を選ぶと良いでしょう。
- 自分の興味や好きなことを優先する:過去に好きだったことや、今ちょっとでも興味がある分野をヒントに趣味を探しましょう。ミライホが指摘するように、「自分にとって面白いと思えることなら何でも趣味になる」のです。
- 自分のペースで無理なく続けられるか検討する:趣味は人生への投資です。始める際は、継続できそうか、体力や時間を考慮して無理のない範囲で続けられるかを考えましょう。
これらのポイントを押さえれば、自分にぴったりの趣味が見つかりやすくなります。特に生活を潤わせる観葉植物は、こだわりがなくても取り組みやすい趣味です♪
観葉植物が50代の男性にとって趣味として相応しい理由を徹底解説

理由その① 観葉植物は最初はそれほどお金はかかりません。
観葉植物を趣味にすると、初期投資が少なくて済むのが魅力です。たとえば初心者向けのサンスベリア(虎の尾)は小さな鉢でも十分育ち、市場でも安価に手に入ります。実際、ハルメクの初心者向けガイドでもサンスベリアやパキラは“入手しやすく育てやすい”と紹介されています。鉢と土くらいしか必要ないため、最初は数千円程度からスタートできるでしょう。もちろん趣味が深まれば珍しい品種を集める楽しみもありますが、初めはリーズナブルな品種で様子を見るのが安心です。
植物名 | 特徴 | 耐陰性 | 耐乾性 | 初心者おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
サンスベリア | 空気清浄効果が高い | ◎ | ◎ | ★★★★★ |
パキラ | “マネーツリー”の愛称で人気 | ○ | ◎ | ★★★★☆ |
ポトス | つる性でレイアウト自由 | ◎ | ○ | ★★★★☆ |
理由その② 一人でも大勢(サークルや展覧会)でも楽しめます♪
観葉植物は、一人で静かに育ててもよし、愛好家同士のサークルや園芸展で知見を広げてもよし、自由度が高いのも特徴です。例えば植物好きの交流会やSNSグループも増えており、同好の士と情報交換できる機会が豊富です。趣味の形態も個人プレーからグループ参加まで幅広く、「自分の興味があることを大切に」というアドバイス通り、自分流の楽しみ方ができます。
理由その③ 生き物を育てる・世話をすると若返ります♪【生活習慣も良くなります!】
植物を育てる行為は、心身への良い刺激になります。ストレスの多い現代社会では、積極的に植物に触れることで精神的なリラックス効果が得られることがわかっています。Forbes Japanでも「室内の植物との積極的なインタラクション(触る・匂いを嗅ぐ)は、生理学的・心理学的にストレスを軽減する」と報じられています。また園芸専門家によれば、植物を置いた部屋では「呼吸が楽になり集中力が上がり、幸せな気持ちになった」という実感も得られるそうです。さらに観葉植物が空気中の有害物質を減らす効果も確認されており、健康面でもプラス。水やりや剪定など一定のペースで世話をすることで規則正しい生活習慣になり、まさに若々しく過ごせるのです。
<h2>|観葉植物をもっと楽しむ!お手入れグッズ & サブスクでラクラク趣味ライフ♪

グッズや便利サービスを併用すると、手間を最小化して長く続く趣味になります。
水やり頻度を減らしたり、置き場所の光量不足を補ったりと“継続のハードル”を下げられるからです。
- 自動給水プランター
- 1 週間家を空けても安心。初心者はまず 3,000 円程度のセット品が人気。
- LED 植物育成ライト
- 窓際が確保できない場合の強い味方。卓上サイズならで 2,000 円台。
★あなたにおすすめの記事★
「観葉植物用の植物育成ライト(LED)ライトの選び方とは?【おすすめも紹介♪】」
- サブスク式「観葉植物お届けサービス」
- 毎月プロが選んだ植物と栽培ガイドが届き、飽きずに続けられます。月額 1,980 円〜。
道具とサービスを味方につければ、“飽きずに・ラクに・長く”楽しめる趣味になります。
- 毎月プロが選んだ植物と栽培ガイドが届き、飽きずに続けられます。月額 1,980 円〜。
グッズ名 | 価格帯 | 便利ポイント | こんな人に最適 |
---|---|---|---|
自動給水プランター | 3,000〜5,000 円 | 旅行・出張が多くても枯れにくい | 忙しいビジネスマン |
LED 育成ライト | 2,000〜8,000 円 | 日当たりの弱い室内でも元気に育つ | マンション住まい |
土壌水分チェッカー | 1,000 円前後 | 水のやり過ぎ・不足を防ぐ | 水やりに自信がない人 |
【みんなが悩む疑問を解決します!】50代の男性の趣味や観葉植物に関するよくある質問5選

Q1: 50代から趣味を始めるのは遅すぎますか?

いいえ、決して遅くありません。人生100年時代と言われる今、50代はまだ折り返し地点です。定年後の生活も長くなっているため、今のうちから趣味を持つ準備をしておくことが大切です。好きなことにトライするのに年齢制限はありません。まずは気になるものを少しだけ試してみましょう。
Q2: 観葉植物を育てるメリットは何ですか?

観葉植物を育てると、部屋が明るくなるだけでなく精神面に嬉しい効果があります。たとえば、植物の緑の下で過ごすとリラックスできるだけでなく、活性酸素を減らすとも言われます。また、空気清浄や加湿の効果も期待でき、健康にもいい点が多いのが特徴です。室内で自然とふれあうことで、気分が落ち着き、作業効率が上がるという実感を持つ人も多いようです。
Q3: 初心者におすすめの観葉植物は?

育てやすい人気種としては、パキラ(マネーツリー)、ポトス、サンスベリアなどがあります。パキラは水を幹にためるので乾燥に強く、初心者向きです。ポトスは入手しやすく、耐陰性もあるので室内でも元気に育ちます。サンスベリアも乾燥に強い多肉植物で、部屋に置くだけで空気清浄効果が期待できます。どれも耐陰性や乾燥耐性が高いため、初めての方でも育てやすい品種です。
Q4: 観葉植物のお手入れのポイントは?

まず置き場所選びが重要です。どこに置くか(明るさ・温度・風通し)を考え、それに合った植物を選びましょう。一般に多湿の熱帯産なので室内で育てますが、日光が足りない場所なら耐陰性の高いものを、乾燥しがちな場所なら耐乾性のあるものを選びます。水やりは、ポトスのように鉢土が乾いてから与えるタイプが多いです。また、2~3年に一度は一回り大きい鉢に植え替え、根詰まりを防ぐと長持ちします。
Q5: 長期間留守にしてしまっても大丈夫ですか?

種類によりますが、乾燥に強い品種なら安心です。たとえばパキラは太い幹で水分を貯めるので、家を空けがちな方にも向いています。サンスベリアも多肉質の葉で水を蓄えるため、しばらく水を控えても枯れにくいです。もし長期不在の際は、観葉植物を置く部屋を暗めにして水やりを控えめにすることで、水切れを防げます。また、小型で場所を取らないものを選ぶと手入れも楽になります。
まとめ

50代からの趣味は、人生を豊かにする大切な役割を果たします。健康維持や生きがいづくり、仲間づくりのためにも、新たな趣味を始めるのはおすすめです。特に観葉植物は、初期費用が小額で済み、一人でも仲間とでも楽しめて、心身にいい効果もたくさんあります。サンスベリアやパキラ、ポトスなど、育てやすい品種から気軽に始めてみましょう。まずは自分の興味に合うことからトライし、充実したセカンドライフの一歩を踏み出してください!
おまけトーク

先日、久しぶりに高校時代の友人と会ったときのことです。
彼は昔から仕事一筋。定年も視野に入ってきた50代になり、「最近、なんか張り合いがなくてさ…」と、ちょっと寂しそうにつぶやきました。
そんな彼が、ふと入ったホームセンターで出会ったのが、一鉢のサンスベリア。
「なんとなく眺めてたらさ、あの凛とした立ち姿に、ズキュンときちゃって」と照れくさそうに話す彼。
まさに“思い立ったが吉日”、そのままレジに直行し、観葉植物デビューを果たしたそうです。
数週間後、LINEで送られてきた写真には、サンスベリアと並んで笑う彼の姿が。
観葉植物という新しい趣味を見出した友人。”凛として咲く花の如く”さながら、人生に新たな生き甲斐をみつけ、以前よりなんだか若返ったようにも見えて、「こいつ、植物に癒やされてるな〜」と、こっちまでニヤけてしまいました(笑)。
「水やりのタイミングが掴めるようになってきた」と得意げに語る彼は、今や土いじりにすっかり夢中。
「次はパキラか、ポトスもいいかもな」と、次なる一鉢に目を向けているようです。
そんなふうに、人生を少しだけ明るく変えてくれる観葉植物。
あなたもサンスベリアのような育てやすい植物から、趣味を始めてみませんか?本記事内で紹介しているおすすめ商品リンクから、あなたにぴったりの一鉢が見つかるかもしれません。
そしていつか、あなたも「植物のおかげで、少し若返った気がするなぁ」なんて笑顔で言える日が来るかもしれませんよ♪
参考文献:
筑波大学 中年者のメンタルヘルスには人と一緒の運動・スポーツが有効! ~全国ビッグデータ解析によるエビデンス~
Forbes Japan「科学が示す、室内に植物を置くべき5つの理由」
Ching et al. “Psychological Impacts of Houseplant Care Behaviour on Mental Well-Being”
University of Reading「Growing houseplants boosts mental health」